瓦を読む
瓦は土器と並ぶ考古学の基本資料である。考古資料としての瓦にどんな歴史情報が含まれているのか? 平安時代中・後期(10~12世紀)の出土瓦をおもな材料にして、瓦から歴史情報を引き出す方法とその成果について具体的に述べる。 ① 4月23日 清少納言がみた瓦葺き屋根-瓦と瓦屋根の基礎知識- ② 5月28日 藤原道長による法成寺造営-官窯体制の解体と再編- ③ 6月25日 平等院鳳凰堂瓦の供給体制-頼通・寛子・忠実の場合- ④ 7月23日 白河・鳥羽院政の御所・御堂-鳥羽離宮と六勝寺造営- ⑤ 8月27日 播磨国にもいた福原殿贔屓-清盛政権下の造営事業- ⑥ 9月24日 重源上人による東大寺復興-中世瓦生産体制の形成-