
関西大学文学部哲学倫理学専修教授三村 尚彦
講座説明
人類は、古代以来、人間の精神、心的活動と、身体の生理的活動を理解しようという探究を続けてきました。
西洋哲学では、一貫して心・精神の働きを中心に考察してきましたが、20世紀以降、心と同様に身体の働きも重視すべきであり、こころと身体は不可分であるという見解が主流となりました。
本講座では、20世紀後半以降の哲学的身体論、身体の哲学、および身体論の応用事例をわかりやすく概説していきます。
2025年4月~9月カリキュラム予定
第1回 4月19日(第3土):「心身問題と身体論」哲学的身体論
第2回 5月17日(第3土):「身体は物質なのか」現象学的心身論
第3回 6月21日(第3土):「身体の2つの感覚」所有者感覚、行為者感覚
第4回 7月19日(第3土):「環境に開かれた心」 生態学的アプローチ
第5回 8月30日(第5土):「建築する身体」エナクティビズム
第6回 9月20日(第3土):「身体を取り戻す」認知神経リハビリテーション
※8月16日は休館日のため、8月30日に変更しておりますのでご注意ください。
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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2025年04月19日
- コース
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第3土曜 15:30~17:00
- 受講料
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6カ月6回
16,500円
- 受講のしかた
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大阪
【講師詳細】
三村 尚彦(みむら なおひこ)★講師プロフィル★
関西大学文学部哲学科卒、同文学研究科修了。
専門分野は、フッサール現象学とジェンドリンの体験過程理論。哲学をわかりやすく解説することをモットーに、大学では「心の哲学」やファッション論なども講義している。
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ