仏典から読みとく 釈尊の足跡
人気講座の新シリーズです!
「ブッダの教えを読みとく」、4月からの新シリーズのテーマは「仏典から読みとく釈尊の足跡」。
中国では、膨大な仏典を分類・体系立てる動き「教相判釈(きょうそうはんしゃく)」が5世紀頃より起こります。中でも、釈尊が説いた教えを「時期」によって5つに区分する「五時教判」が有名です。本講座では、この区分を基に各経典を紹介しながら、釈尊の教えを解説いたします。
2015年10月から開講している「ブッダの教えを読みとく」は、半年(全6回)ごとにテーマを変え、様々な角度からブッダの教えを解説し、仏教理解を深める講座です。今シリーズは21期目となります。
【カリキュラム】(予定)
1 教相判釈とは何か
多様で膨大な漢訳仏典をどのように理解し、学ぶべきか。その指針として南北朝時代に生まれたのが教相判釈です。釈尊が説いた時期による分類(五時や六時)、内容や説き方・導き方による分類(化法や化儀)について解説します。
2 さとりの境地 ー 華厳時 ー
釈尊が得たさとりの境地を、象徴的に記したと言われる『華厳経』を紹介します。善財(ぜんざい)童子の求道物語や菩薩(仏道修行者)の十段階の境地、この世のあらゆるものが相互に関連しながら、世界を構成している「法界縁起」などを紹介します。
3 常識をくつがえす ー 阿含時 ー
「阿含」とは「初期仏教経典」を指し、『ダンマパダ(法句経)』『スッタニパータ』『沙門果経』『ジャータカ』など、四諦・八正道・無常無我・因果応報をはじめとする仏教の根本教理が記されます。仏教の基礎となる教義がどのように説かれたのかを学びます。
4 様々な求道者 ー 方等時 ー
「方等(ほうどう)」は「大乗」と同義であり、大乗仏教の基礎が形成された時期とされます。在家者(菩薩)を主役にすえる『維摩(ゆいま)経』『勝鬘(しょうまん)経』、阿弥陀仏や阿閦(あしゅく)仏などの修行時代や成道後の姿を説いた『無量寿経』『阿閦仏国経』などを紹介し、多様な求道者像を通して、大乗の広がりを確認します。
5 智慧と慈悲を得る ー 般若時 ー
「般若」とは「般若波羅蜜(はんにゃはらみつ)」の略語で、「完全な智慧」を意味し、言葉や対立感、執着を超えた「空」を感得することで得られると『般若経』群に記されます。常啼童子(じょうたいどうじ)の求道物語を通し、これらの内容を解説します。
6 全ての人が救われる道 ー 法華・涅槃時 ー
釈尊の教えの集大成の時期で、最後の8年間に説かれた『法華経』と入滅前夜の弟子との最後の問答を記した『大般涅槃経』について解説します。仏は常住であり、あらゆる生類が仏となることができ、涅槃とは常楽我浄であるという釈尊の教えの到達点を学びます。