古事記を読み解く
<天若日子の反逆~イワレヒコの誕生>
入会金必要
常時入会可

皇學館大学名誉教授白山 芳太郎

講座説明

今期、4月からの古事記は、上つ巻のクライマックスで、読んでいて楽しいところです。

"古事記"はもともとが短編集ですので、途中から聞いても途中休んでも話はつながります。

ぜひ『古事記』を一緒に読んでみましょう。

 

712年、太安万侶(おおのやすまろ)は『古事記』の筆録を終えて撰上しました。同書「序」の末尾に「和銅5年正月28日」と記されていて、それが712年です。
日本の古典は、このような1300年前の文章を、いま読んでも分かるというのが特色です。

 

海外の人々からは名著として読まれています。

 

安万侶は「いつ」という点が分からない遠い過去を「神代」とし、史実とは異なった伝え方をしました。

そのため間違い探しに力点を置く人びとによる偽書説まで飛び出しました。安万侶の墓誌銘発見後、偽書説はなくなりました。ようやくこの作品を、じっくり読める時が来たのです。

今回は、天若日子の反逆~イワレヒコノ命誕生の段を読み解きます。(原文は書き下し文でお示しします)。

2024年4月~9月カリキュラム予定
1、4月8日         天若日子(あめのわかひこ)の反逆
2、5月13日        建御雷(たけみかづち)の派遣    
3、6月10日        建御名方(たけみなかた)の服従    
4、7月8日       ニニギの命の誕生
5、7月29日※   猿女君(さるめのきみ)のいわれ
6、9月9日         海幸山幸
(うみさちやまさち)
                 ~イワレヒコの誕生

※8月12日は休館日のため、7月29日(月)に日程を変更しています 

 

ご参照

2023年10月~2024年3月カリキュラム予定
1、10月9日      五穀の起源~八俣大蛇退治
2、11月13日     八雲立つ出雲~稲羽の素兎
3、12月11日     八十神の迫害~根国での試練
4、1月8日      大国主神の国造り~スセリ姫の嫉妬
5、2月12日     タギリ姫~スクナヒコナとの共治
6、3月11日     大年神の子孫~葦原中国のことむけ

  • 講座タイプ
  • 常設講座

  • 初回講座日
  • 2024年04月08日

  • コース
  • 原則第2月曜日13:00~14:30

  • 受講料
  • 6カ月6回
    15,840円

  • 受講のしかた
  • 大阪

【講師詳細】

白山芳太郎(しらやまよしたろう)
昭和25年生まれ。皇学館大学名誉教授(文学博士)。主な著書に『古事記を読む』『神社の成立と展開』『日本哲学思想辞典』『日本思想史辞典』『日本思想史概説』『日本人のこころ』『日本神さま事典』など。

電話でのお問い合わせは06-6346-8700