哲学者やすいゆたか
講座説明
漢代の太陽の母羲和伝承や三国時代の女王卑弥呼以来、倭国は女王国の伝統があると見られていました。そして飛鳥・白鳳・天平の時代の激動の中で、女帝たちは、華麗な花を咲かせ、和の中心になりました。中継ぎや王位継承争いを避ける役目もありましたが、時代の課題を背負って、もがき苦しみながらも個性を発揮してきたのです。
女帝たちが成し遂げたこと、未来に与えた影響を探っていきます。近代天皇制は女帝を排除してきましたが、近代を超克しようとしている今こそ、女帝の時代を振り返る意義は大いにありそうです。
【講義予定】
1、推古女帝:初の女性天皇
最初に『天皇』の称号を使ったとされ、日本最初の女性天皇として、時代を切り開いた推古女帝の謎を解明します。
2、寶女王(皇極・斉明):動乱を生きる
動乱と変革を生き抜いた寶女王の実像に迫ります。
3、間人皇女は中皇命か? 禁断の恋のゆくえ
間人皇女は禁断の恋故に、歴史の記録から消された天皇だったのか?
4、持統天皇:和の中心か怖い女か?
皇親政治の天皇として和の中心だったか、何故怖い女と言われるのか?
5、光明皇后:天平に咲く花
天平文化を美しく彩った彼女の生涯の輝きと哀しみを掘り下げます。
6、孝謙・称徳天皇:血統よりも徳を
道鏡の捨て身の愛で、血統よりも徳に目覚めた孝謙・称徳女帝。
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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2025年10月17日
- コース
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第3金曜13:30~15:00
- 受講料
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6カ月6回
16,500円
- 受講のしかた
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大阪
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ








