元同志社大学教授源 健一郎
講座説明
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
『平家物語』冒頭のあまりにも有名なくだりです。私たちの魂を揺さぶり、一度耳にしたら忘れられないようなインパクトがあります。平家一門の栄華と滅亡を、仏教の因果律・無常観に基づいて描いた『平家物語』のなかには、たくさんの登場人物が行き交います。本講座では、そうした人々の人間像に注目してテーマを設定します。
今期(2024年4月~9月)は武者たちを取り上げます。源平合戦は、大将格の者だけでなされたものではありません。そこには多くの武者たちが参じては去り、時には命を落としました。大将に仕える武者たちの視線から、『平家物語』を読んでいきたいと思います。
4/23 平家に仕えた武者たち ―経遠・兼康
5/28 平家に仕えた武者たち ―盛国・貞能
6/25 以仁王・頼政に仕えた武者たち
7/23 義仲に仕えた武者たち
8/27 乳母子たちの立場
9/24 主を選択する武者たち
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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開講中
- コース
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第4火曜13:00~14:30
- 受講料
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6カ月6回
15,180円
- 受講のしかた
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大阪
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ