関西歴史地理紀行
―近鉄奈良線沿線の探訪―
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関西大学名誉教授野間 晴雄

講座説明

2026年4月新テーマスタート!

新旧の地形図や古地図,画像•写真,文献や考古資料,現地での観察などから,関西の鉄道沿線の風景の成り立ちとその変容を読み解きます。

 今学期は、近鉄奈良線沿線です。1914年(大正3)年,生駒山に当時日本第2位の長大トンネルを掘削して大阪の上本町と奈良を結んだ大阪電気軌道(大軌)がその前身です。車窓,生駒山麓から大阪平野を見下ろす雄大な夜景は,都市郊外鉄道風景として十指にはいります。 

18世紀の初め大和川が付け替えられた河内低地では,木綿を中心とした最先端の商業的農業が開花します。近代になると高密度かつ特色ある町工場が集積する東大阪の内陸工業地域となり,その労働力として朝鮮からの多くの人々がこの沿線に住みつきました。大阪からの近さと障壁となった生駒山麓には,いまも独得な庶民の暮らしや民間信仰が息づいています。それが奈良県側にはいると,一転して,近鉄が集客のために開発した郊外住宅や遊園地,悠久の歴史をもつ平城京や南都の寺社仏閣が現れます。この風景の移ろいを地図や史料で読み解きます。

第1回は歴史地理の考え方とスマホでの地図アプリの操作法を説明したのち,近鉄奈良線の概要と,当初の起点であった上本町と大阪環状線の乗換駅である鶴橋の歴史地理を解説します。第2回目以降は,特色ある沿線の駅やまちに注目して,意外な地域史や文化風土を講義します。

 

※スマホをお持ちの方は、ご持参ください。スマホの地図アプリを操作しながら、立体的な講義をします。
※スマホは、お手持ちでなくても、地図アプリの画面はスクリーンにも投影しますので大丈夫です。

2026年4月~2026年9月
 1)4月15日(水)歴史地理入門,近鉄奈良線概説,上本町・鶴橋界隈の歴史地理
 2)5月20日(水)布施・河内小阪・東花園一河内農村の変貌とラグビー聖地
 3)6月17日(水)瓢箪山・枚岡・石切一東高野街道と民間信仰のメッカ
 4)7月15日(水)生駒一山麓から山上へ遊興と信仰の迷宮
 5)8月19日(水)富雄・学園前・菖蒲池―セレブなまちはどうしてできたか
 6)9月16日(水)大和西大寺・近鉄奈良一平城京の都市プランと奈良町

 

 

ご参照(2025年4-9月)


 明治38(1905)年に開通した阪神電気鉄道は大阪と神戸という大都市を結んだ日本初の高速都市間電気鉄道です。

しかも途中にある大阪湾の海岸沿いの古い集落を丁寧にたどりながら、地域住民のふだんづかいの足ともなりました。


第1回は歴史地理の入門的な内容を、第2回目以降は、特色ある沿線の駅やまちに注目して、その歴史や産業を講義します。

スマホの地図アプリを操作しながら立体的な講義をしますので、お持ちの方は毎回ご持参ください。
※地図アプリの画面はスクリーンに投影しますので、お手元にスマホがなくても受講可能です。

★現地講座ではありません。座学の講座です。


2025年4月~9月
1)4月16日(水)歴史地理の手法と地図の読み方,スマホの地図アプリ操作法,福島・野田界隈
2)5月21日(水)尼崎―城下町から臨海工業都市へ
3)6月18日(水)武庫川・鳴尾・甲子園―健康住宅地をめざして
4)7月16日(水)灘五郷と西宮えびす―日本一の清酒産地はなぜ生まれたか
5)8月20日(水)芦屋―阪神間モダニズムの形成
6)9月17日(水)神戸―兵庫津から国際貿易港神戸への風景

 

2025年10月~2026年3月

1)10月15日(水)歴史地理入門,地形図・地図アプリの操作法

            京阪電鉄概説,天満橋・大阪城界隈の歴史地理

2)11月19日(水)守口・門真・寝屋川一河内低地開発の遺構をたどる

3)12月17日(水)枚方一枚方宿・菊人形・団地とニュータウン

4)1月21日(水) 淀と伏見一淀川の流路付替と河港都市の変容

5)2月18日(水) 宇治―山城茶の核心地と800年の茶業史

6)3月18日(水) 京都と鴨川一平安京都市プランの変遷と郊外化

  • 講座タイプ
  • 常設講座

  • 初回講座日
  • 2026年04月15日

  • コース
  • 第3水曜10:00~11:30

  • 受講料
  • 6カ月6回
    16,500円

  • 受講のしかた
  • 大阪

電話でのお問い合わせは06-6346-8700