
京都女子大学非常勤講師・摂南大学非常勤講師細川 知佐子
講座説明
『紫式部日記』は、『源氏物語』作者として著名な紫式部の仮名日記です。紫式部は一条天皇中宮である、藤原道長の娘・彰子に仕えた女房でした。『紫式部日記』は、彰子の第一子となる敦成(あつひら)親王(後一条天皇)出産の記述から始まりますが、単なる記録に留まらない奥行きを持つ内容です。また、消息文と呼ばれる、同僚女房、そして一条天皇皇后の定子に仕えた清少納言についての批評などもあり、紫式部自身の心情や人間性も読み取れる興味深い作品です。
現代語訳のある初心者向けのテキストを用い、平安時代の華やかな宮廷生活や道長をめぐる政治状況にも触れながら、読んでいきます。
「紫式部日記を読んでみよう」
2025年10月~2026年3月 カリキュラム
10月17日 五「消息体」 5 三才女批判
11月21日 同上 6 ひとそれぞれ
12月19日 同上 7 本当の教養
1月16日 同上 8「消息体の終わり」
六「年次不明の記録たち」 1 道長と『源氏物語』
2月20日 七「寛弘七年記録部分」 1敦良親王の五十日の祝い
3月20日 同上 同上
作品のまとめ
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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開講中
- コース
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第3金曜13:00~14:30
- 受講料
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6カ月6回
16,500円
テキスト:『紫式部日記』山本淳子編
ビギナーズ・クラシックス日本の古典 角川ソフィア文庫
※8/15休館日⇒8/29(第5金曜)代講
- 受講のしかた
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大阪
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ